配付資料は〇〇〇〇に書き出す!
スライドプレゼンにおいて悩ましい問題は、「配付資料をどうするか?」ということでしょう。 世の中の多くのプレゼン(学会や発表会も含む)では、配付資料を気遣うあまり、「配付資料をそのままスクリーンに投影する」という事態が生じています。 しかし、これではスライドが説明的――つまり文章だらけになってしまい、「見えない」「読まなければならない」「プレゼンターの必要性を感じない」という、つまり“まったく伝わらないプレゼン”に陥ってしまうことになります。 とは言え、投影用のスライドとは別に配付資料を作成するのは手間も時間もかかる……。結果、スライドも配付資料も同じレベルで“伝わらない”ものになる……。 そもそも「配付資料」の役割はなにか? それは、プレゼンの「再現」と「再確認」です。配付資料だけで事足りるなら、時間と場所を指定した生身のプレゼンは不要。配付資料だけをメールで送れば済むでしょう。 しかし、人はリアルに対面したプレゼンをします。なぜか? それは、面と向かって語りかけることが、もっとも伝わりやすいからです。ここで伝わるのは論理的なことではなく、むしろ